キャラクター
蒼鯱 イクス
名前:イクス
年齢:17歳
天使:ルイーバ(妹)
二つ名:蒼鯱-コードネーム・オルカ-
反乱軍党首『白鯨』の息子。
反乱軍は正体を隠すため、コードネームで呼び合う。幼い頃から闘いの中で育ち「いつかは父を超える」という期待から鯱と呼ばれた。
「ルイーバ、僕にはお前だけだ。
絶対に死なせたりはしない・・・!」
王国ラドグレア反乱軍最後の生き残り
彼の母は天使であり、父は契約者であった。
今より数十年前、旧ラドグレア国王は天使を弾圧し、力による支配をしていた。イクスの父が率いる反乱軍は闘いに敗れ、見せしめに母は処刑、同時に父も息絶えた。
それからも苦難は留まらず、大切な妹、ルイーバが天使として選ばれてしまう。イクスは妹と契約し、契約者-ディテイナー-となる。争いの中で、謎の霊がまとわりつくようになった。霊は理解できない言葉を囁き続け、彼を苦しめ続ける。それはまるで己の悲しみを忘れられない呪いのように・・・。
金獅子 レオハルト
「この身が朽ち果てるまで、私は国家のために槍を振るうだけだ。」
名前:レオハルト
年齢:28歳
天使:アビシニア
願い:国家の安寧
二つ名:金獅子-ゴルドール-
どんなに不利な戦況でも、黄金の髪をなびかせ先陣を切るその姿と獲物を捕らえる紅き眼光を、とある兵士が獅子と喩えた。
国家第4騎士団 副長
騎士団員の中でも仮面の下を知る者はいないと言われている謎多き戦士。
とある戦争で、命を落とす寸前の天使である少女を救うべく契約者となる。
天使を守りながらでは国家を守ることはできないと、騎士団を離れようとするが、第1騎士団長ガリシアにその実力を買われ、王城守衛の第4騎士団 副長としての命を受ける。
彼はその命尽きるまで、国家への忠誠を誓った。
銀狼 ウォルフシュタイン
「たとえ誇りを捨ててでも私は生きねばならんのだ。」
名前:ウォルフシュタイン
年齢:47歳
天使:エリフィーナ
願い:獣人族と人間の調和
二つ名:銀狼-ぎんろう-
狼牙属の寿命は通常40年程度である。短い寿命を誇りとする獣人の矜持も擲ち、同胞の未来のために、不老不死の秘薬とされるエルフの血を飲む。
摂理を超えた銀の古狼
幼い頃、帝国の侵攻により森を追われたが獣人を差別しない人間に助けられた。その後、若くして狼牙族の族長として他の迫害された種族を纏め上げ一つの組織を作り上げる。帝国に恨みはあるものの人間全てが悪いわけではないと理解した彼は種族の垣根を超え、助けを求める者を皆、自分の庇護下に置いた。
中でもエルフ族はその血故に人間に狙われており他種族の前には一切姿を見せないのだが、天使の呪いを受けたエリフィーナ姫はこの強き古狼を頼ってきた。
彼女と契約を果たし、自らの生涯は人間との共存の道を探すため、彼は生き永らえる道を選択した。
火蜥蜴 アン=フィビオ
「あー!もう、魔法って最っ高!アタシが一番ね!」
名前:アン=フィビオ
年齢:20
天使:道化のジャッコ
願い:世界征服
二つ名:火蜥蜴-サラマンダー-
「あの娘、いつの間にあんな魔法を・・・!?」
「どうせ、何かずるい手を使ったんでしょ!竜なんかじゃない!所詮はりぼての蜥蜴(とかげ)よ。」
愚かな大魔導士
ラグドレアは魔法の研究が盛んで、彼女もまた魔法の魅力に惹かれ、その研究に打ち込む毎日を過ごしていた。しかしいつまで経っても努力は実らず、他の学徒に追いつくことはおろか、基礎魔法もロクに使えないという劣等生であった。
ある日彼女の前に、道化が現れ魔法を使えるようにしてやると言う。彼女は道化の甘言に乗り、道化ジャッコと契約してしまう。
大魔道士として名を馳せ、契約者としての運命を背負うこととなるが、彼女はあまり気にしていないようだ。
名前:バルチャーノ
年齢:31歳
天使:???
願い:生まれ変わり
二つ名:嗤う嘴-スライビーク-
嘴(くちばし)を模した防具と、目にも留まらぬ速さで弓を引くその姿は、さながら獲物を捕らえる鷹。その嘴の奥に真の笑みはあるのか。
過去を探す鳥
左頬にスラム出身である証『魔烙印』が刻まれており、貧しく厳しい過去を送ってきたことがうかがえる。
弓で彼の右に出る衛兵はそうおらず、その腕を買われ、ラドグレア王国遊撃部隊に所属していた。しかし、戦火の中で契約者との闘いに敗れ、彼はパートナーである天使との記憶を、天使はその声を失った。
闘う意味を忘れた彼は、隊を抜け、酒に溺れた。
『付かず離れずいるこの無口な女性は?自分はいったい何者なのか?』誰も知る由もない答えを求め、彼は自分の止り木を探し続けている。